この記事はこんな方におすすめです
- お七夜っていつだっけ?
- お七夜ってどんなことをするの?
- 初めてのお祝いだから、大切な日にしたい!
生まれてきてくれた我が子の初めてのお祝い。せっかくなので、最高の一日にしたいですよね?
ここでは、『お七夜』の数え方やお祝いの作法、装飾、料理について、初めてお七夜を迎える方のために役立つ情報をお届けします。
僕が個人的に一番のイベントだと思っている手形・足形の取り方についても、わかりやすく解説していますので、ぜひチェックしてください。
お子様が生まれて初めてのお祝いの日です。
前もって準備を済ませて、一生の思い出に残る日にしましょう♪
お七夜の意味と由来
お七夜は、日本の伝統的な行事で、赤ちゃんが生まれてから7日目に行われます。この特別な日は、赤ちゃんの健やかな成長を願い、正式に名前をつける儀式として重要視されています。
歴史的背景
お七夜の起源は明確ではありませんが、平安時代の貴族たちが実施していた「産立ちの祝い」という儀式が、現代のお七夜の元となっているとされています。この時代の貴族は、赤ちゃんが生まれた日を初日とし、3日目、5日目、7日目、9日目をそれぞれ「三夜」「五夜」「七夜」「九夜」と称し、これらの奇数の日に祝いを行っていました。この奇数日を重んじる習慣は、中国から伝わった暦に奇数が縁起の良い数字であるという考え方から来ており、古代中国の風習が伝わったとされています。
お七夜の意義
お七夜は、赤ちゃんが生まれてから7日目の夜に行われることからその名があります。この日には同時に「命名式」を行うしきたりがあります。かつては、生まれて数日のうちに亡くなってしまう赤ちゃんが多かったため、お七夜は赤ちゃんの無事な成長を願う大切な日とされ、重んじられてきました。
伝統的なお七夜の祝い方
伝統的に、お七夜では神前や仏前に命名書を供え、赤飯や鯛の尾頭付きなど縁起の良い食事を用意します。命名書は、赤ちゃんの名前、生年月日、親の名前などを記したもので、奉書紙に綺麗な文字で書かれます。この日は、親族や知人を招いてお祝いをし、赤ちゃんの名前を披露する機会でもあります。さらに、お七夜の伝統には、赤ちゃんに特別な産着を着せる習慣も含まれます。産着は、赤ちゃんがこの世に生まれてきた証として、七日目に袖のある衣服を着せることで、子供がこれからこの世で生きていくことを象徴しています。
命名式とは
命名式は一般的に、赤ちゃんが生後7日目に行われる「お七夜」に合わせて行われます。この日は、赤ちゃんの健康と成長を祝う特別な日とされています。
命名式は家庭で行うことが多いですが、神社や寺院で行う場合もあります。神社や寺院で行う場合は、神職や僧侶による祈祷が行われることが一般的です。
出産後7日目に出来ないときは?
ただでさえバタバタしている出産後ですが、帝王切開などで退院が遅れて家に帰れなかったり、家族の都合が合わなくて出産後7日目に集まれないケースもあります。
現代では、日時に関しては柔軟に対応し、それ以降で一か月くらいまでを目途に、休日で集まりやすい日時にする家庭も増えているようです。
また、命名式だけを先に行い、お祝いの集まりは別日にといったパターンもあります。
体調も崩しやすい時期なので、無理をせずに自分たちのペースでお祝いをしましょう。
出生の届出は、14日以内となります。
命名式が遅れる場合でも、これだけは都合をつけて対応しましょう!
お七夜の習慣と風習
お七夜の進行
お七夜の基本的な進行は次の通りです。
- 感謝のあいさつ: パパやママが家族や親戚に感謝のあいさつをします。
- 命名式: 赤ちゃんの名前を書いた命名書を披露します。
- お祝いの食事: 参加者と一緒にお祝いの食事を楽しみます。
- 手形・足形の記念: 赤ちゃんの手形や足形を記念に残します。
- 記念撮影: お七夜の思い出を写真に残しましょう。
伝統的な風習
神社や寺院への参拝: 両親は赤ちゃんと一緒に神社や寺院を訪れ、神様に感謝の気持ちを伝えます。神職が祈祷を行い、赤ちゃんの幸福を願います。
赤飯の食事: お七夜の日には「赤飯」が食べられます。赤飯は、赤い色が幸福を象徴し、赤ちゃんの健康と成長を祈るために食べられます。
赤ちゃんの手形と足形: お七夜の日には、赤ちゃんの手形と足形を取ることがあります。これは成長の記念として残され、家族の宝物となります。
贈り物: 親戚や友人から赤ちゃんに贈り物が届きます。お祝いの品やお金、おもちゃなどが贈られ、赤ちゃんを祝福します。
お祝いに包む金額
お七夜のお祝いに包む金額は、地域や家庭によって異なります。一般的には、親しい友人や親戚からは5,000円から10,000円程度の金額が包まれることが多いようですが、金額よりも心のこもったお祝いが大切です。頂いたお祝いのお返しに関しては、お祝い膳を用意することで十分とされています。
お七夜の様子
家族や親戚が集まり、赤ちゃんを囲んで祝福の言葉をかけます。赤ちゃんの笑顔や成長を喜び、幸せなひとときを過ごします。お七夜は、家族の絆を深め、新しい命の誕生を祝福する素晴らしい伝統です。
赤ちゃんに贈る祝福の言葉
生まれたばかりの子供に伝えたいことがたくさんあるけれど、うまくまとまらないという方も多いのではないでしょうか。参考までに、いくつかの例を挙げてみました。
- 「おめでとうございます!」: このシンプルな言葉は、赤ちゃんの誕生を祝福する最も基本的な方法です。心からのお祝いの気持ちを伝えましょう。
- 「健やかに育ってください」: 赤ちゃんの健康と成長を願う言葉です。これは親にとっても嬉しいメッセージになります。
- 「未来が明るいことを願っています」: 赤ちゃんの未来に幸福と成功が訪れることを祈りましょう。
- 「愛と幸せがいっぱいの日々を!」: 赤ちゃんにとって素晴らしい人生が待っていることを祈ります。
- 「家族の絆が深まりますように」: 赤ちゃんが家族と共に幸せな時間を過ごすことを願いましょう。
これらの言葉は、赤ちゃんとその家族にとって特別な瞬間を祝福する素敵なメッセージです。
ほとんどの場合、すでに名前は決まっていると思うので、お子様を祝うという意味合いが強いです。
特に、手形や足形を入れた命名書は、一生の宝物になります^^
手形・足形の取り方については後述しますので、そちらもご確認ください♪
お七夜の服装
お七夜は赤ちゃんの初めてのお祝いです。赤ちゃんが快適であることを最優先に、家族の記念になるような可愛らしい服装を選びましょう。
両親や親族の服装も赤ちゃんのお祝いにふさわしいものを選びますが、特別なものを用意する必要はありません。記念撮影などをする場合に適した服装について、ポイントをまとめました。
赤ちゃんの服装のポイント
快適さを優先
赤ちゃんは皮膚が敏感なので、柔らかくて肌触りの良い素材の服を選びましょう。綿やオーガニックコットンなど、通気性が良く、赤ちゃんの肌に優しい素材がおすすめです。
シンプルで着脱しやすいデザイン
お祝いの日でも、赤ちゃんが快適に過ごせるように、シンプルで着脱しやすいデザインの服を選びましょう。前開きのボディスーツやカバーオールが便利です。
お祝いらしいデザイン
お祝いの席なので、普段より少し華やかなデザインの服を選びましょう。白やパステルカラーなど、明るい色を基調としたものが一般的です。リボンやフリルが付いているものも可愛らしくて人気があります。
季節に合わせた服装
お七夜は赤ちゃんが生まれてから7日目に行われるため、季節に合わせた服装を準備しましょう。冬なら暖かい素材の服を重ね着し、夏なら薄手で涼しい素材を選びます。
伝統的な装い
お七夜の際に伝統的な和装をさせる家庭もあります。ベビー用の祝い着(小さな着物)や袴など、和装を選ぶと特別感が増します。ただし、和装は着せるのが少し難しいため、事前に練習しておくと良いでしょう。
着替えを用意
赤ちゃんはすぐに服を汚してしまうことがあるため、着替えを数セット用意しておくと安心です。お七夜の最中に着替えが必要になっても、スムーズに対応できます。
おすすめの服装例
- ボディスーツ:
柔らかくて伸縮性のあるボディスーツは、赤ちゃんが動きやすく、着替えも簡単です。白や淡い色のものを選ぶと、お祝いの雰囲気に合います。 - カバーオール:
全身を包むカバーオールは、おしゃれで可愛らしく、赤ちゃんを暖かく保つのに適しています。レースやリボン付きのデザインも人気です。 - 和装(祝い着):
伝統的なお祝い着は、特別な日を演出するのに最適です。和装は写真映えもするので、記念写真を撮る際におすすめです。
両親の服装
母親の服装:
- 和装: 伝統的なお祝い事なので、和装(着物)が一般的です。色無地や訪問着が適しています。落ち着いた色合いのものを選び、帯や小物で華やかさを演出すると良いでしょう。
- 洋装: 和装が難しい場合やカジュアルな雰囲気にしたい場合は、洋装でも問題ありません。シンプルで上品なワンピースやスーツを選びましょう。授乳がしやすいデザインだとより便利です。
父親の服装:
- 和装: 和装を選ぶ場合、紋付羽織袴が一般的です。格式の高い装いとなりますので、特別感があります。
- 洋装: スーツを着用するのが一般的です。ダークスーツに白いシャツ、落ち着いたネクタイを合わせると良いでしょう。お祝いの席にふさわしいフォーマルな装いが望ましいです。
親族の服装
祖父母の服装:
- 和装: 祖父母も和装が適しています。祖母は訪問着や色無地、祖父は紋付羽織袴が一般的です。
- 洋装: 祖母はエレガントなドレスやスーツ、祖父はスーツが良いでしょう。フォーマルな装いを心がけます。
その他の親族の服装:
- 和装: 親族も和装が望ましいですが、難しい場合は洋装でも構いません。女性は訪問着や色無地、男性は紋付羽織袴が適しています。
- 洋装: 女性はフォーマルなワンピースやスーツ、男性はスーツを着用します。あまり派手すぎず、落ち着いた色合いの服装を選びましょう。
服装のポイント
- 清潔感:
清潔感があり、シワのない服装を選びましょう。赤ちゃんのお祝いの席なので、見た目の印象が大切です。 - シンプルさ:
あまり派手すぎず、シンプルで上品なデザインの服装が望ましいです。お祝いの主役は赤ちゃんですので、両親や親族は控えめな装いが適しています。 - 季節に合わせる:
季節に合った素材やデザインの服装を選びましょう。夏は涼しげな素材、冬は暖かい素材を選ぶと快適に過ごせます。 - 動きやすさ:
特に母親は赤ちゃんのお世話をするため、動きやすい服装を選ぶことが大切です。授乳しやすいデザインや、座ったり立ったりしやすい服装を選びましょう。
お七夜は赤ちゃんの健やかな成長を願う大切な行事です。家族全員が心地よく、そしてお祝いの場にふさわしい服装を選ぶことで、特別なひとときをより一層素晴らしいものにしましょう。
さまざまな服装をご紹介しましたが、お子様が過ごしやすい環境を最優先に考えて、お七夜の服装を決めることが一番大切です^^
お七夜の装飾と料理
装飾
お七夜の家の装飾は、温かくて家族が集まる雰囲気を作り出すことが大切です。一般的には赤や白などの明るい色を基調とした飾り付けが行われます。代表的な装飾としては、赤ちゃんの写真や赤ちゃんに関連するアイテムを使った飾り付けが挙げられます。また、赤ちゃんの名前や誕生日を記したバナーなども飾られることがあります。
- 赤ちゃんの写真展示: 赤ちゃんの成長を振り返るために、生まれてからの写真を飾りましょう。フォトフレームやアルバムを使って、家族が楽しめるように配置します。
- 赤い布や飾り: 赤はお祝いの色であり、幸福を象徴します。赤い布や飾りをテーブルクロスや部屋の中に取り入れて、お祝いの雰囲気を盛り上げましょう。
- 花飾り: 赤や白の花を使って、部屋を華やかに飾りましょう。花瓶や花束を配置すると、お七夜の雰囲気が一層引き立ちます。
料理
お七夜の料理には、赤飯や海苔巻き、赤ちゃんの誕生を祝うお菓子などが一般的です。赤飯は、赤ちゃんの健康や成長を願って用意される特別な料理であり、豊かな赤色が特徴です。海苔巻きには、赤い飾りが添えられることもあります。また、赤ちゃんに関連する形をしたお菓子や、赤い果物を使ったデザートなども人気があります。
- お赤飯: 赤飯はお祝いの席の定番メニューです。赤い色には魔よけや厄払いの意味があるとされています。スーパーや和菓子屋で購入するか、炊飯器で手作りすることもできます。
- 鯛の尾頭付き: 鯛は皮が赤く身が白い紅白の魚であり、「めでたい」という言葉からお祝いの席にふさわしい魚とされています。スーパーで予約をして購入するか、自宅で焼いて調理することができます。
- お造り(お刺身): お刺身も食卓を豪華にしてくれるメニューです。スーパーで購入するか、寿司屋や割烹料理店で特別な舟盛などを予約することができます。
- 天ぷら: 天ぷらもお祝いの席を彩る代表的なメニューです。スーパーで購入したものを盛り付けると手軽に見栄えの良い一品になります。
- 煮物: 筑前煮などが一般的なお七夜の煮物です。子どもがまっすぐ育つといわれるタケノコやレンコンなどを使って縁起の良い料理を作りましょう。
お七夜の装飾と料理は、赤ちゃんの誕生を祝福し、家族の絆を深めるための大切な要素です。明るく温かな雰囲気の中で、家族みんなで特別なひとときを楽しむことができるでしょう。
料理に関しては、Uber Eatsを利用するのも手段の一つです!
ただでさえバタバタしている時期ですから、適度に手を抜きましょう^^
お七夜の楽しみ方
記念に残る、手形・足形の取り方
赤ちゃんの成長は早いもので、ハイハイを始める前の柔らかな手形と足形は、このタイミングでしか残せません。手形や足形をとる際は、安全な素材で作られた専用のインクやスタンプパッドを利用すると安心です。
手形・足形の取り方
- 専用のキットを用意: ベビーグッズストアやオンラインで手形・足形を残すためのキットを購入しましょう。これにはインクやスタンプパッド、専用の紙などが含まれています。
- 柔らかな手のひらにインクをつける: 赤ちゃんの手のひらに専用のインクをつけ、紙に押します。優しく押さえて、手形をきれいに残しましょう。
- 足形をとる: 同様に、赤ちゃんの足裏にインクをつけて、紙に押します。足形も丁寧に残しましょう。
- 名前や日付を書く: 手形・足形の上に赤ちゃんの名前やお七夜の日付を書きます。毛筆を使って丁寧に書きましょう。
赤ちゃんとの特別な時間を過ごす
お七夜は、赤ちゃんとの特別な時間を楽しむ絶好の機会です。以下は、赤ちゃんと過ごす楽しみ方のアイデアです。
- おしゃべりタイム: 赤ちゃんと向き合って、優しい声でおしゃべりしましょう。赤ちゃんは音や言葉に興味を持ちます。
- スキンシップ: 赤ちゃんの肌に触れることで、親子の絆が深まります。抱っこやおんぶをして、赤ちゃんと触れ合いましょう。
- 赤ちゃんの笑顔を見る: 赤ちゃんの笑顔は最高の癒しです。写真を撮ったり、一緒に遊んで笑顔を引き出しましょう。
お七夜にピッタリのプレゼントは?
お七夜には、赤ちゃんを祝福するプレゼントを贈ることが一般的です。以下は、お七夜にピッタリのプレゼントのアイデアです。
- 赤ちゃん用品: ベビーグッズやおむつ、肌着など、赤ちゃんの必需品を贈りましょう。
- 記念品: 手形・足形のキットや、赤ちゃんの写真を入れるフォトフレームなど、記念に残るアイテムを選んでみてください。
お七夜の楽しみ方は、赤ちゃんと家族が心温まるひとときを共有することが大切です。赤ちゃんの成長や健やかな未来を願いながら、家族みんなで笑顔になれる特別な日を楽しんでください。大切な思い出を作り、家族の絆を深める素敵な機会となることでしょう。
手形・足形を取るのは、意外と大変なのでしっかりと準備しましょう!
その苦労の価値があったと感じられるもので、後から振り返ってもとても幸せな気持ちになれます♪
さいごに
赤ちゃんの誕生は、家族にとって最も喜ばしい瞬間の一つです。お七夜の祝福の言葉や、お祝いの飾りつけ、料理を通して、家族全員で赤ちゃんの成長と未来を祈りましょう。これらの特別な瞬間は、家族の絆を深める大切な機会です。
また、忙しい子育ての中で少しでも負担を減らすために、便利なサービスを利用するのも一つの方法です。赤ちゃんとの時間を大切にしながら、無理のない範囲でお祝いを楽しんでください。
この記事が、少しでも皆さんのお七夜の準備やアイデアの参考になれば幸いです。素敵なお七夜をお過ごしください!
当ブログではお七夜以外のイベントも分かりやすくご紹介していきますので、ぜひチェックしてください♪